300SLC ガルウィング

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2012年、最初のブログです。本年も宜しくお願い致します。   初仕事は、ガルウィングドアのアブソーバー(ばね)のへたり改善です。 アブソーバーを外して分解すると、中にはスプリングが入っています。 以前、強化する為にスペーサーを入れて加工致しましたが、改善しませんでした。 今回はガスアブソーバーなので、暫く心配無いと思います。 メーター類の曇り取り、夜間照明の改善修理も受けておりましたので、そちらの作業に移ります。 順番にメーターを外していきます。このハンドルは折りたたみ式になっています。 次にメーターの分解ですが、リングを外す時ガラスが割れないように注意しながら分解清掃して行きます。 全メーターを分解清掃するのに丸一日かかりましたが、出来上がりが綺麗で満足です。  

300Sc (その1)

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本年もお世話になりました。   今年最後のブログは、先日入庫いたしました300Scの画像を投稿いたします。 1956年式でガルウィングと同じエンジンで、燃料噴射ポンプ付きの最終型になるみたいです。 これだけ大きいとリヤ周りも迫力がありますね。 フロントグリルも美術館に飾って良いくらいに綺麗です。 室内も大変綺麗に保たれています。 メーターパネルもピカピカです。 エンジンも調子が良いみたいです。 この車輌は比較的程度はよいのですが、オーナー様の意向により手直しする箇所がありますので、 出来上がりは夏くらいになりそうです。 この画像は12月29日の朝日です。 皆様来年も良いお年でありますように。  

アストンマーチン V8 (その2)

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  内装の張り替えが終了致しました。 ハンドル、ダッシュボードも全部張り替えて貰いました。 カーペットもサイドブレーキカバーも綺麗になりました。 インナーハンドルの絞り加工もよく出来ています。 リヤシートもこんな感じです。 天井廻りも良くなりました。 エンブレムも痛んでいましたのでドイツに送って修理することに致しました。 一ヶ月位で戻りました。すばらしい出来上がりです。 内装関係はこれで終了しましたが、 この後エンジン、足回り、全塗装と、まだまだ時間がかかりそうです。  

アストンマーチン V8 (その1)

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今回は、全内装張り替えのアストンマーチン V8です。   フロントシートは表皮も傷んでおり、クッションのスポンジも崩れています。 センターコンソールも色落ちが激しく、ステッチのほつれがあります。 天井は雨漏りによる変色、表皮のたわみ。 リヤシートも色あせとクッションの劣化があります。 ダッシュボードもよれよれで、約40年の歴史を感じます。 トランクはこんな感じです。 ここまでの画像は今年の5月中旬のものです。次回は中間と出来上がりの画像を載せます。 なおこの車輌は、有名な建築家、故・黒川OOさんの愛車だったそうです。  

500SL (R107)

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今回は、500SLのダッシュボード張り替え修理依頼がありました。   まずメーター周りから外していきます。 苦戦すること★時間、ようやくダッシュボードが外れました。 上部は、日焼けによる劣化で4箇所ひび割れてました。 メーターの所もこんな感じです。あまり人に見せられないですね。 これから、熊本で有名なooo自動車内張工場に修理に出します。仕上がりが楽しみです。 ウッドパネルも傷んでました。 茨城に上手な修理屋さんがおられるので、追加で直して貰うことに致しました。  

300SLC ECHELONボディーコート

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先日1年がかりで燃料噴射ポンプの修理が終わってきて 取り付け調整も終了致しましたので、今回はボデイの磨きに入ります。   当社のボディーコートは、強靭なガラス皮膜(SiO2)のコート剤を使用しております。 まず洗車後、塗膜に着いた鉄粉を落とします。 次に表面の状態に応じて20数種類の磨き剤を組み合わせて磨いて参ります。 この工程で出来上がりの良否に差が出ますので、2回から5回程度磨き上げます。 3回目の磨き終了です。 次にガラスコート剤を塗布して行きます。 気温・湿度等に左右されやすいので、手際よく作業します。 次にトップコートを塗布します。 艶出しとガラスコート剤(完全硬化まで1ヶ月かかります)の保護効果のためです。 バンパー、モール、ホィール等のメッキパーツは、 メタルエイドという磨き剤で傷をつけない様に磨いてからコート剤を塗布します。 いよいよ出来上がりです。綺麗になりました。 内装も、特殊なレザークリーナーでクリーニングした後、保護剤を塗布します。 これで終了です(丸二日かかりました)。  

300S エンジンO/H (その2)

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E/G オーバーホールの続編です。   きれいに塗装も出来て組み付け開始です。 本体・補機類も同時進行で組み付けていきます。 キャブレターも3基オーバーホールしてヘッドに組み付けます。 ほぼエンジン・補機類も組み上がりました。 完成したエンジンを自作のベンチテスターに載せてテストします。 こうすることで、搭載したあとでのトラブルをなくします。 3日間位試験をしてオイル・冷却系統・キャブレターの調整・同調をとり、異常が無ければ車体に搭載します。 いよいよ搭載して微調整すれば完了です。 オーナー様も、馬力も上がりスムーズになったことで感激していらっしゃいました。  

300S エンジンO/H (その1)

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  今回からは、以前O/Hした1952年式の300sを載せます。 エンジンを車体から外します。 エンジンを下ろすと、何にもないエンジンルームで抜け殻みたいですね。 ミッションを外します。 バラバラに分解し各部の不良箇所を点検します。 ここはシリンダーヘッドです。 シリンダーとクランクシャフトです。 これはピストンです。 少しエンジンのパワーがないので、新品に交換致します。 各パーツも洗浄・磨き・塗装・調整をして組み付け準備をします。 シリンダーはピストンに合わせてボーリングしてあります。 塗装してサイドカバーも新品に換えました。 オルタネーター、ポンプもオーバーホールしました。 組み付けに入ります。  

MGA レストア (その3)

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またまたMGAの続きです。   この車は、1962年式の為シートベルトが付いてないので、オーナー様の安全のためベルトステーを製作いたしました。 これが付けた画像です、ベルトはサベルト製のブラックにしました。 テールランプ、バンパーも付き、だいぶ凛々しくなってきました。 ワイヤーホィールもスペアと合わせて5本新品を揃えました、タイヤはコンチネンタルです。 新品のエンブレムはプラスティックだったので、旧部品をドイツに送って七宝焼加工をしてもらいました。 ソフトトップ、フレームも新品に換えて完成しました。 あっ!この車は職権打刻と言う車体番号が打ってあり、自社で登録が出来なかったので、陸運支局に3日間通ってようやくナンバープレートを貰って来ました。  

MGA レストア (その2)

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この前の続きです。   車体とフレームを合体致しました。 ワイヤーハーネス(配線)も、火災予防のため全部新品に交換しました。 内装も全部張り替えて新車みたいになりました。 インパネもこんないい感じに出来上がりました。 エンブレム等、車外パーツも付きました。